次世代大容量記憶媒体の覇権争い


 HD DVDBlu-rayも、今まであんまり興味がなかったんだけど、いざ地上デジタル放送(地デジ)を見てみるとかなり興味がわいてきた。
 37Z1000を導入する前は、番組録画は画質を落としてDVD-RAMに保存すればいいやって感じだったんだけど、今は地デジ画質(HD)で残したいって気持ちが強い。地デジをわざわざアナログ放送並みの画質に落として残したらもったいないっ。そのくらい地デジの画質は良いわけですョ!
 てなわけで、HD DVDBlu-rayの覇権争いも気になり始めた。HDD/DVDレコーダージャンルでは、私は東芝信者なわけだけど、東芝HD DVD陣営。HD DVDの現行のDVDとの互換性は魅力的だけど、メディアとしての容量が少ないのが気になる。
 HD DVD-R/RWの片面1層が15GB、HD DVD-R/RWの片面2層が30GB、BD(Blu-ray Disc)-R/REの片面1層が25GB、BD-R/REの片面2層が50GBである。まだメディアの実勢価格がはっきりしないので何とも言えないけども、大方の予想では1バイトあたりの単価はHD DVDが高くなるそうな。
 現行のDVD-R/RWとかと比べると、HD DVD-R/RW片面1層の15GBでも十分大容量んなんだけど、地デジをそのまま録画(TS画質)するとなると75分しか録画できないのだョ。地デジの録画というと、アナログ放送の録画のようにMPEG2でエンコードして録画とは違うので録画画質の調整はできない。つまり、(番組によっって多少の前後はあるとしても)ホントに1時間番組くらいしか録画できないのだョ!
 よーするに地デジを録画するなら、容量があることに越したことはないってこと。BD-R/RE片面1層のように25GBの容量があれば、とりあえず2時間番組くらいは録画できますョってわけである。
 ま、ここまで説明すればわかると思うけども、容量至上主義として考えたとするとHD DVDは規格として地デジには不向きで、Blu-ray陣営にSony松下電器がいるってことを考慮すると、ちょっと覇権を勝ち取るのは難しいんじゃないかと思うですよ。
 でもまぁ、個人的には東芝のHDD/DVDレコーダーはマニアックで好みなんだけどねぇ~。やはり今後の展開次第ではBlu-ray陣営のHDD/BDレコーダーを選択せざるをえなくなるのかな。だとしたら、操作性に定評のあるSonyかなぁ。元ソニー信者だし。