豊かな階調表現

Canon EOS 5D & TAMRON SP AF90mm F/2.8 MACRO1:1 岩本山公園

 先日、嫁さん(仮)がCanon EOS5Dを購入しまして、先週の土曜日にスコシダケ撮影ができたのでRAWデータをもらって見てみた。
 んー、分かってはいたけど素晴らしい画質ですな。私のEOS20Dも十分高画質だとは思っているのだけど、EOS5Dで撮った写真は階調が豊かで余裕がある。昔、SonyスーパーオーディオCDシステムを出したときに、どこだかの有名な指揮者が「空気感を感じられる」なんぞコメントしてたけど、EOS5Dはまさにその「空気感」を写しだしてると思うですよ。
 EOS5Dはフルサイズ(35mmフィルムサイズ)撮像素子という点が注目されがちだけど、余裕のある画素ピッチとそれを十分生かせる処理系(DIGIC II等)の方こそがEOS5Dの最大の特徴かと。ボケの大きさ&美しさもフルサイズの利点だけど、階調表現が良いからこそボケも綺麗なんだョと。
 ちなみに、一般的にEOS5Dはレンズに高い性能を求めるって言われているんだけど、今回、嫁さん(仮)が使ったレンズ(Canon EF135mm F2L USM&TAMRON SP AF90mm F/2.8 MACRO1:1(172E))はそれほど影響は無かったもよう。まー、厳密に言えば172Eは若干シャープさが足りないかな。でも、よく考えたらEOS20Dで使った時もCanon EF100mm F2.8 マクロ USMよりシャープさが弱かったから、172Eの特性と言えるでしょうナ。
 EF135mm F2L USMは文句ないね。間違いなく銘玉。強いて言えば、EOS20Dとの組み合わせで使うより、EOS5Dとの組み合わせで使ったときの方がシャープさが強く感じられるかも。むろん、少し絞ったときの話だけど・・・。
 EOS5Dの操作方法はEOS20D(というよりEOS30D)の操作方法とほとんど同じなので使いやすいネ。シャッターのキレはEOS20Dにかなわないけど、音が静かなのは良い。ファインダーはEOS20Dのファインダーの枠をはずした感じ<枠なんてないけど。サイズは別として、見やすさ自体は特別違いはないように思えたけど私が鈍感なだけかも・・・。
 いやはや、欲しいね。EOS20Dから移行すると見かけ上の焦点距離が短くなるのはデメリットだけど、それでも移行しても良いと思わせるだけの魅力が十分ある。でも、やはり障害は価格だな(泣)。レンズも一部買い換えになっちゃうし・・・。