無線機屋みたいなオーディオショップ

 というわけで、ACOUSTIC REVIVE(アコリバ)の『YTP-6』のために電源ケーブルを自作したわけだけど、当初はあまり自作する予定はなかったんす。既製品の安めのでいいょって思ってて・・・。で、その既製品の安めのをオーディオショップに見に行ったわけです。
 今回、行ったオーディオショップは、沼津の原にある『MSCオーディオ』。前から気になっていたんで行ってみたかったんだけど、ちょっと入りづらい雰囲気があったので・・・。でも、スピーカー(KEF iQ3)を買ってもらったときにオーディオショップがなんたるかが分かったので、思い切って行ってみようっ!・・・と。
 そのMSCオーディオ、やはりオーディオショップって感じでした。でも、清潔感というか、かっこよさではAV BOXの方が良かったな。MSCオーディオは昔ながらな感じ。父親がたまに行く無線機屋な雰囲気に近いなぁ。
 そんでまぁ、ショップに入って電源ケーブルを見ているとオーナーらしきおじさんが寄ってきた。安いのを探していると言うと、のっけから電源は大切だから安いのはダメと。まぁ、言いたいことは分かるけども人には都合ってもんがあるわけで・・・。
 でもまぁ、個人的に使ってみたかった6N導線(ACROTEC 6N-P4020)を売ってたので、自作なら多少予算オーバーしても良いかな、と。つーか、ほとんど定価売りなのが痛いが・・・。ケーブルを1mのところを1.3mにしてくれたのは嬉しいと言うより微妙。そもそも50cmでも十分なんだけど?
 その他色々話をしたのだけど、まぁ、典型的なオーディオマニアなオーナーさんでした。色々こだわってる感じは分かるのだけど、正確性が低いというか、定量的じゃないというか・・・。あと何をしゃべっているのか聞き取りにくくて・・・(汗)。私も初めてなショップで落ち着いてなかったので何がなにやら分からないうちにショップを後にしてました_| ̄|○
 ま、それはそうと買ってしまったものは仕方ないので、早速、自作してみた。
 自作と言っても電源ケーブルの場合はほとんどの場合、半田付けは不要で、カッターとドライバーがあれば作れちゃう。芯材を切らないようにカッターで慎重にシースを剥がし、各コネクタにネジでしっかりと固定するだけ。
 ただ、今回買った電源コネクタは3Pタイプなので、そのままでは壁のコンセントに刺さらない。そういう場合は、普通は変換コネクタを使うのだけど、私は無駄な接点が増えるのが嫌なので3Pの接地ピンを強引に引き抜いた。MSCオーディオの店主曰く、ナショナルの電源コネクタは接地ピンが最初から抜けるような構造になってるらしいけど、海外製の物は大抵抜けないそうな。
 今回、選んだFURUTECHの『FI-15MEG』は簡単には抜けないけど、爪でちょこっと引っかかってるだけなので、がんばれば抜けます。ちなみに、抜けないタイプの電源コネクタを選んでしまった場合は、金ノコで切り取ってしまうのが普通だそうな。
 そんなわけで、予想以上に簡単に電源ケーブルの完成っ。YTP-6と組み合わすとなかなかかっこよさげです。この見た目だけで音が良くなる気がしてくるからオーディオは奥が深い(爆)