深い

 先週、オーディオのMDデッキ→AVアンプのアナログケーブル(RCAケーブル)を交換しました。
 今までは、Synergistic Researchの『AVDecor』というかなりレアなケーブル(本当に製品情報が少ない)を使っていたんだけど、CDプレイヤー→AVアンプで使っていたortofon の『6.7N AC50』と比べるとどうも劣っているように聞こえて・・・<たぶん、CDプレイヤーとの音質差が大きいから余計悪く感じるのかも。また、MDデッキ→AVアンプをデジタル接続した場合とでは明らかに音質が劣っていて・・・。
 そんなわけで、新たにortofonの『6.5N AC-1000Q』を手に入れ、『6.5N AC-1000Q』をCDプレイヤー→AVアンプ、『6.7N AC50』をMDデッキに割り当ててみました。
 いやはや、やはり『6.7N AC50』は良いですョ。かなり良くなりました。デジタル接続した場合と聞き比べても遜色ないほどに。デジタル接続とアナログ接続とでどちらが良いとかいうレベルではなく、好みや聴く曲に合わせて選ぶってレベルです。なんだ意外と良いじゃん<MDデッキ。
 主観ですが、デジタル接続は解像感が高くS/N比も高いように聞こえますが、音のエッジが立ちすぎて長時間の鑑賞には不向きな印象です。対してアナログ接続は、解像感こそデジタル接続に劣っているように聞こえますが、聴きやすい適度に丸められた音で、S/N比に関してもさほど悪くないように聞こえます。音域的にはデジタル接続はフラットですっきり、アナログ接続は中域~低域がエネルギッシュで聴き応えがある印象です。
 CDプレイヤー→AVアンプに交換導入した『6.5N AC-1000Q』は、『6.7N AC50』とは構造が違うので性格も全く異なるみたいです。中域~低域をエネルギッシュに伝える(これはCDプレイヤー→AVアンプで使ったときも同じ印象でした)『6.7N AC50』に対し、『6.5N AC-1000Q』は解像感やS/N比重視な印象があります。音域的にはフラットで、デジタル接続に似た印象です。ただ、適度に丸い音になるので聴きやすいです。あ、でも『6.5N AC-1000Q』は新古品を手に入れたので、エージングがまだまだです。
 しかしまぁ、『AVDecor』は謎です。どうも導線に銀合金を使っているようで、しかも心線は単線らしく・・・。作りとしては悪くないのですが、肝心の音があまり感心できたものじゃないかと。とりあえずもったいないのでパソコンのオーディオボードとパッシブスピーカーとの接続にまわしました。
 しかしまぁ、ケーブルって意外と奥が深いのだねぇ。