好みの問題

 というわけで、昨日の続き。
 試聴した3機種の感想と印象を綴ってみた。

DENON PMA-2000AE
 音像がスピーカーと同じラインもしくは、ちょい前くらいにくる感じで押し出し感が強いかな。あと、エネルギッシュ!見た目のブラシーボ効果も相まって音に重厚感がありますな(爆)
 ドンシャリではないけど、音像も特性も聴き慣れた感じなので普通に聴く分には不満なんぞないでしょうな。安全パイ。
 ただ、気をつけなきゃいけないのは重さと大きさとリモコン非対応(苦笑)

ONKYO A-977
 このアンプは音像がスピーカーの後ろにくる感じ。私のアンプ(ONKYO A-1E Ver.2)とほぼ一緒。音の傾向は、良く言えば繊細、悪く言えば線が細い。空間の広がり感は強いね。クリアだし。
 特性的には、フラットと言えばフラットかな。ソースによっては物足りなさを感じるかもしれない。それをアーティストの意図と受け取って聴くなら良いと思う。
 比較的に見た目が少し安っぽいのが難点か?<実際、3機種中、最安。でも、コストパフォーマンスはトップでしょう。

SONY TA-FA1200ES
 最初に聴いていた曲は問題なかった。でも、その後に聴いた曲の高域を聴いた瞬間、友人Nも私も目を丸くして"あり得ない"と思った。「キンキン」なのである。大げさに言うと、こりゃ聴くに耐えない。
 全体的にはデジタルアンプらしくクリアなんだけど、デジタルらしさ全開っ!って感じ。A-977もデジタルアンプだけど、デジタルらしさが上手くぼかされてる感じだった。
 まぁ、良くも悪くもSONYだなぁ。メリハリ至上主義な人にはお薦め。

 TA-FA1200ESは別として、PMA-2000AEとA-977のどちらを選ぶかは好みの問題。どちらを選んでも十分楽しめるはず。もし私がプリメインアンプを新規購入するならA-977かな。