ミラーリング環境構築
C= (-。- ) フゥー
急に思い立って、RAID1(ミラーリング)を組み始めたのはよいのですが、既存のOSの復旧に手こずってしまいました。
まずは今回のポイント。
- 既存のHDDの内、Seagate『ST3120026A』(120GB)はシステムも入っていないし、Ultra ATAをSerial ATAに変換して無理に使っていたので不要。
- RAID1の領域にはシステム(OS)を入れない。単純にデータだけを保存する目的。
- 既存のWindows XPをそのまま使いたい(再インストールしたくない)。
んで、なんで突然RAID1なのか?
実は先日、友人家のPCのHDDがクラッシュしてしまって、データ復旧会社へデータ取り出しを依頼したのですが、復旧不可で戻ってきたってことがあったからなんです。
見積の段階で25~30万円ってことだったんですが、バックアップもなく、中身のデータにお子さんの生まれた頃からの写真があったそうで、背に腹は代えられないのでデータ復旧を依頼したそうなんですが、いざ始めてみたら損傷が大きすぎてお手上げだったそうです(もちろん料金は取られていません)。
お子さんが成長したときのことを考えると、とても切ないですがこうなってしまうとどうすることもできません・・・。
我が家には今のところ子供がいませんので、子供の写真ほどの重要なデータはありませんが、風景や花などの撮り溜めた消えて欲しくない写真が大量にあるんで、こりゃ人ごとじゃないな、と。
そんなわけで、RAID1の構築を以下の手順でやってみました。
- Western Digitalの『WD10EADS-M2B』(1TB)を2台購入(限定特価で安かった~)。
- 『Intel Matrix Storage Manager』(IMSM)のフロッピー設定ユーティリティでOSインストール時用のドライバー入りフロッピーディスクを作成。
- 既存のWindows XPにService Pack 3がインストールされていたので、Service Pack 3入りのWindows XPインストールディスクを作成。
- 不要なHDD(ST3120026A)の中身を移動。
- 不要なHDDを取り外す。
- WD10EADS-M2Bを取り付ける。
- BIOSでチップセットのRAIDを有効にして再起動。
- Intel Matrix Storage Manager(ROM)でRAID1を組む。
- Service Pack 3入りのWindows XPのインストールディスクで起動。
- 起動時にF6キーを押して『2.』で作ったフロッピーディスクのRAIDドライバーを読み込ませる。
- Windows XPのインストーラーが既存のWindows XPを見つけるので、修復インストールを開始。
- 既存のWindows XPが復旧したら『8.』で作成したドライブにパーティションを作成。
- 作ったパーティションを物理フォーマット。
引っかかったのが『10.』と『11.』です。
最初はRAIDドライバー入りのWindows
XPのインストールディスクを作ったのですが、修復インストール後に、起動開始→ブルースクリーン→勝手に再起動の繰り返し(汗)。RAIDドライバーがちゃんと組み込まれなかったようで・・・。
そのあとに別のWIndows
XPのインストールディスクで修復インストールを試みるも、修復インストール中に挙動がおかしくなって・・・。でも、もう一度、修復インストールしてみたらやっとまともに起動したんで良かったですが・・・(汗)
RAIDを組んだのは今回初めてですが、おおむね、難しい作業じゃなかったです。
これでしばらくは安心して写真データを取り込めますねぇ。