E17口金

Canon IXY Digital 60 レンジフード(2009.11.17)

 日曜日にキッチンの清掃をしたついでに、以前から発熱と消費電力が気になっていたレンジフード照明の電球(クリプトン球)を電球形蛍光灯に交換できないものか調べてみました。

 普通の白熱電球を使っているなら調べることなく電球形蛍光灯に取り替えられるのですが、クリプトン球(E17口金)だとサイズが障害になるんですね。寸法だけ測って交換してしまう手もあるんですが、今回は他の照明で使っているE17口金の電球形蛍光灯(ナショナル パルックボール D10形 E17口金)を実際に取り付けてみて確認しました。

 結果的には、ランプシェードにギリギリ触れませんでした。
 ずっと思い込みで使えないと考えていたのですが、なんてことはありません。ギリギリとはいえ、普通に取り付けできます・・・。むぅ、なんで試さなかったのだろう・・・。
 もちろん配光も確認しましたが、なんにも問題ありません。むしろ、キッチンのメイン照明(ナショナル パルックボール プレミア使用のダウンライト)と同じ色温度なので違和感が無くて好ましいです。

 というわけで、早速、電球形蛍光灯を買ってきました。
 買ってきたのはパナソニックの『パルックボール プレミア D10形 E17口金 電球色 EFD10EL7E17H2』です。

 買ってきてから気がついたのですが、今年の10月1日に発売(バージョンアップ)されたばかりだそうで旧製品と比較すると、寿命が約10000時間→約13000時間、点滅性能が約30000回→約40000回に向上されています(消費電力は旧製品『EFD10EL7E17H』と同じ7W)。全然知らなかったので、ちょっと得した気分。

 おもしろいのが、パナソニックはほぼ同時期にLED電球のE17口金を発表してて、その発表は大々的に行われてニュースサイトで取り上げられるほど世に知れ渡ったのですが、↑のパルックボール プレミアのバージョンアップはニュースリリースにすら挙がってないことです。
 これはですね、同等のLED電球『LDA6L-E17-A1/D』の寿命が約20000時間、消費電力が5.5Wで、しかも白熱球の25形相当という微妙なスペックなので、価格比較されてLED電球が売れなくなるのを避けようとしてるんじゃないかと。
 『LDA6L-E17-A1/D』が実勢価格約4700円、『EFD10EL7E17H2』が実勢価格約1300円なので、消費電力を考慮しても年間のコスト(1日8時間使用)は、『LDA6L-E17-A1/D』が約1050円で『EFD10EL7E17H2』が約750円になるので、計算上はまだ『EFD10EL7E17H2』の方がお得なんですね。

 E26口金のLED電球ならば、寿命が40000時間なので電球形蛍光灯を使うよりもお得ですが、E17口金はまだまだですね。
 電球形蛍光灯は点滅耐性が低かったですが、『EFD10EL7E17H2』なんて約40000回(10秒間隔でのON/OFF)まで耐性が上がってますから、もう弱点とは言えません。あとはE17口金用のサイズが何とかなれば・・・。
 LED電球はサイズこそ電球形蛍光灯よりも小さいですけど、明るさや寿命が足りません。サイズ的に無理とか、蛍光管の発する紫外線がNGってならあえてLED電球を導入する価値はありますが、そうじゃなければ、E17口金に関してはしばらくは電球形蛍光灯がベストですね。

 ま、何はともあれ、我が家の室内照明はこれで全て電球形蛍光灯になりました。