PX-G5300導入
不調となったPX-G5000に替わって我が家にEPSON『PX-G5300』がやってきました。
型番からわかるようにPX-G5000の直系後継機種で、PX-G5000のマイナーアップ版のPX-G5100からメジャーアップデートされたのがPX-G5300ってわけです。ちなみにPX-G5200は存在しません。
急に購入することになったので、あまり考える時間はありませんでしたが、同じEPSONでもPX-G5300とPX-5600のどちらにするか少し悩みました。
モノクロ印刷や階調性を最優先にするならば定評のあるPX-5600がベストなんですが、光沢用紙へカラー印刷するならばPX-G5300がベスト。
で、私はモノクロ印刷はまずしませんのでPX-G5300を選びました。PX-G5300はPX-G5000/5100で採用されていたブルーインクをやめて、オレンジインクを搭載したことによって人肌の表現に長けているそうで、その点もPX-G5300を選んだ要因でもあります。来年、子供が生まれれば、必然的に人肌の表現が重要になりますしね(^◎^)バブゥ。
それに、人に写真を印刷して渡すときって光沢紙の方が受けがよいというか、『写真=光沢紙』なイメージなので・・・。
早速、年賀状作成に働いてもらったのですが、印刷作業も半ばってところでトラブル発生・・・。
1/3くらい印刷がすすんだところで突然エラー発生で停止。電源は切ることができましたが、再び電源を入れるとプリントヘッドが左端まで移動して「ガガガガガガガッ!!」とスゴイ音を出して空転したような状態に。その数秒後に左端のまま動きが止まり、インクランプと用紙ランプが点滅状態・・・。何度やっても同じ症状・・・。
私はあまりメーカーのサポートには電話したりしないんですが、今回は急いでいるので即電話しました。状況を説明して、修理に出さずにすぐに直す方法はないか聞いてみたところ意外な答えが。
「電源を切り、手でゆっくりプリンタヘッドを右端まで動かしてください。」
手動かよッ!!
てっきり、ソフト的(インクボタンを押しながら電源ONとか)な解決方法かと思っていたのですが、まさかの手動(苦笑)
でも、言われたとおりにプリンタヘッドを動かした後に電源を入れたらなおりました。今のところ再現性が無いので、原因はわかりませんが・・・。
そんなこんなで、バタバタはしたものの無事に年賀状の投函完了です。27日の午後に出したので、遠いところは元旦に届かないかもしれないですね。ま、仕方ないです・・・。
PX-G5300自体の進化度ですが、予想以上なので驚いてます。
内心、PX-G5000/5100のブルーインクがオレンジインクに替わっただけって思っていたのですが、実際には全体的に画質が向上している感じです<調べたらすべてのカラーインクが替わっているとのこと。
特に光沢感が増し、さらに均一化されてますね。PX-G5000では光沢が弱いところと強いところがあったりして若干違和感があったのですが、PX-G5300ではほぼ均一な光沢になるようにグロスオプティマイザがコーティングされているようです。
ただし、当然ながらグロスオプティマイザの減る量がハンパないです(爆)
カラーバランスも最適化されていて、カラーマネージメント(※)後に印刷した結果はPX-G5000よりもディスプレイに近い色になっています<ただ、すこーし明るめというか派手というか、そんな感じです。
また、PX-G5000で印刷したチューリップやヒマワリの背景のボケのグラデーションの表現は段階的になってしまう箇所があって、つながりが悪い感じであまり良いものではなかったのですが、PX-G5300では見事に解決されていて驚きました。粒状性も目立ちません。
まだ試していませんが、気になるのは青系の発色です。単純にブルーインクが無くなってますからね。ま、ぼちぼち試してみようかと。
※ColorMunki+SpectraView
IIでディスプレイをキャリブレーションして、ColorMunkiでEPSONの写真用紙<絹目調>のプロファイルを作成しました。