可夢偉の明るい未来

 とんとF1の話題を書いてなかったですね。

 正直に言うと、昨日のモナコGP可夢偉には期待していなかったです。去年もそうなんですが、モナコGPとなると木曜日のフリー走行からコメント内容が弱気な感じがしてまして・・・。口には出して言わないけど、本当は可夢偉モナコGPが苦手なんじゃないかと(好きではないことは公言しているらしい)。

 実際、予選はQ1、Q2ともにペレスよりも遅かったですし、去年も良い結果じゃありません。当然、マシンの性能やセッティングも関わってくるので一概には言えませんが、これまでのレースで今回ほどペレスとの差がついたことはなかったですからね。

 んが、しかし、今回の結果は見事に打ち砕いた感じですね!!

 元々レースでは速いってのはあるんですけども、今回は予想以上に素晴らしい結果でした。周りが、2ストップや3ストップの中、可夢偉(ベッテルもだけど)だけ1ストップ作戦ならば当たり前の結果って思いがちですが、作戦を確実に実行させる能力があってこその結果なので十分評価できますね。

 惜しいのが最後の5周での赤旗中断。あれがなかったらウェバーを抑えて4位だったでしょうね。実に惜しい。1周を残して無理くりウェバーが抜いていきましたが、そのウェバーもウェバーなりの言い回しで可夢偉を称えていたようです。

 気づけば可夢偉を除いた1~6位までがトップチーム。しかもウェバー以外はワールドチャンピョン経験者。おのずと可夢偉の行き先が見えてきますね。赤い牛か、馬か・・・。