豊かな階調

 突然ですが、PCの液晶モニタを換えました。NECの『MultiSync LCD2690WUXi』です。25.5インチのワイドで、解像度は1920pixel×1200pixelです。
 この液晶モニタの特徴はなんと言っても、広い色域にあります。NTSCの91%、AdobeRGBの95%の色域の表示をサポートしています。今まで、デジイチで撮影した写真を現像するときに色域をAdobeRGBに設定しても、画面上では全ての色を見ることが出来ませんでしたが、この液晶モニタであればほとんどの色を確認することが出来ます。
 プリンタ(EPSON PX-G5000)で色域をAdobeRGBとして印刷しようとすると、実際に印刷してみないとどんな色なのか分からなかったのが、これからは事前にモニタである程度は確認できるようになったってわけです。こりゃもう大きな進歩ですョ!
 まー、素晴らしい画質。あからさまに階調表現が豊かで、以前使っていた液晶モニタ(EIZO FlexScan L887)ではつぶれがちだった赤いバラやチューリップのディテールが事細かに確認できます。L887も決して悪くない液晶モニタでしたが、LCD2690WUXiが相手では残念ながら及びませんね・・・。
 ちなみに、デフォルト状態では輝度が高すぎて目が痛いです。早速、OSD(モニタの設定メニュー)をアドバンスドモードに変更して、L887使用時と同様の80cd/m2に変更しました。それでもL887より明るく感じるんですが、これはきっとコントラストが違うからでしょう。
 モニタの大きさ自体は、仕事場で24.1インチの液晶モニタを常用してる関係上、あまり違和感がありません。ただ、解像度は同じままで単純に全体が大きくなっているので、文字が大きく読みやすいのが嬉しいです。結果的に目に優しいかも。
 ま、この液晶モニタは他にも色々特筆すべき点があるんですが、まだ部材が揃っていないので、揃い次第、もうちょっと書こうかなと思います。