LAN DISK AV

Canon IXY Digital 60 HVL-G1.0T(2010.01.26)

 ちょっと間が空いてしまいましたが、停電で壊れたNAS(I-O DATA HDL-GX300)に替わって設置したI-O DATAの『HVL1-G1.0T』(HVL1-G)について・・・。

 HVL1-Gは普通のNASにはない特徴として、DTCP-IPへの対応があります。

 DTCP-IPへ対応していることによって、REGZA(一部機種のみ)、スカパー!HD対応チューナーやI-O DATAのPC用地デジ対応TVキャプチャボードで録り貯めた番組をHVL1-Gにダビングすることが出来ます。また、ダビングした番組は先日紹介した『DiXiM Digital TV plus』や、REGZAなどのDTCP-IPに対応したTVなどで見ることが出来ます。

 ちゃんと測ったわけじゃないのですが、ダビングにかかる時間は番組の実時間の半分強のようです。ダビング時にエンコードなどの処理は入らないはずなので、単純にデータコピーにかかる時間ですね。
 我が家のネットワーク環境やHVL1-Gは1000BASE-Tに対応していますが、REGZAのLANの接続速度は100Mbpsなので、REGZAボトルネックになってるっぽいですね。んぅ、決して古くない機種なんですから、1000BASE-Tくらい対応しておいて欲しかったですねぇ・・・。
 ただ、ダビングを開始してからREGZAをスタンバイ(リモコンの電源ボタン)しても、そのままダビングは続けられるので、寝る前に一括ダビングを開始しておけばダビングにかかる時間はあまり気にしなくても良さそうです。

 DTCP-IP対応以外のHVL1-Gの機能はNASとしてはかなり簡易的で、共有フォルダの追加は出来ない(既存のフォルダの中にフォルダを作ることは可能)し、フォルダに対してパスワード保護なども出来ません。PCにまつわる機能を限定して、AV機器の一つとして使ってもらうって種類のNASなんでしょうね、きっと。

 ハードウェア面で驚いたのが、動作音がかなり静かってことです。背面にファンが装備されていて常に稼働しているようですが、耳を近づけないと聞こえません。HDL-GX300なんて常に「ゾーーーーッ!!」ってファン音が聞こえていたんですけどねぇ。
 内蔵されているHDD自体も静かなHDDのようで、アクセス音はわずかです。これならリビングに置いても気にならないかも。つーか、HDL-GX300の騒音は何だったんだろう・・・。

 ちょっと機能は限定されていますが、REGZAを持っている方には最適なNASだと思います。
 あと、要求スペックが高いですが『DiXiM Digital TV for I-O DATA』が1ライセンス付いてくるので、その点がちょっとお得かも。