モヤモヤ解決!!

 もう先々週の話なのですが、X-Rite(エックスライト)のカラーマネージメントツール『ColorMunki Photo』を導入しました<円高万歳。
 今までもカラーマネージメントツールは持っていたのですが、プリンターのカラープロファイルを作成することができるツールは初めてです。

Canon IXY Digital 60 ColorMunki Photo(2010.06.22)

 Webにはプロから個人の方までいろんなレビューが出ていますから、ここで私がいろいろと書いてもしょうがないのですが、結果的に『画面の色≒印刷物の色』が実現できました!!長年のモヤッと感が解消です。

 ポイントは色温度を揃えること。いや、完璧に揃えるのは難しいので、せめて近い値にすること。私の環境の場合、オーソドックスな5000Kを目標にしました。
 デスクスタンドライトの蛍光管を色評価用蛍光管(昼白色/5000K)に、モニターのカラーマネージメント設定で色温度を5000Kに、そして用紙ごとにカラープロファイルを作成しました。

 これでだいたい色がそろいます。

 "だいたい"なのは、ColorMunkiのプリンタープロファイル作成用カラーパッチが少ないってのと、色評価用蛍光管を使っても反射光などの影響を受けて色温度が変わるし、ディスプレイもプリンターもデータに含まれるすべての色を出力できるわけではないからです。

 ま、プロじゃないんで十分ですね。

 ところで環境光の測定ですが、ColorMunki(とその付属ソフト)は輝度を測定することはできても色温度を測定することができません。ColorMunkiのFAQページを見ると、i1シリーズは環境光の色温度を調べられるけど、ColorMunkiはできないことになっています。
 んがしかし、NECSpectraView II(SpectraNaviも含む)を持っている人は、SpectraView IIの環境光測定機能で輝度も色温度も計測できちゃいます。つまりは、ColorMunkiの色温度計測はハード的にできない訳ではなく、単に付属ソフトが対応していないだけっぽいです<i1シリーズと差別化するためにわざと非対応?