Eye-One Monitor

 実は昨夜、gretagmacbeth(現x-Rite、日本での販売は恒陽社)の『Eye-One Monitor』の中古品が届きました。高精度なモニターキャリブレーションパッケージです。既に製造販売終了品ですが、当時は実売でも9万円レベルの商品です。今回はかなり安価で手に入れることができました(と思う)!
 一般的にエントリークラスの測定器はフィルタ方式を採用していますが、この『Eye-One Monitor』はスペクトル方式(発光モードのみ)です。普通に使う分にはx-Riteのフィルタ方式測定器を採用する『Eye-One Display 2』でも良かったんですが、購入価格見合いで判断しました。実はもう一つ大きな選択理由があるけども、それは追い追い・・・(意味深)。
 さて、早速、測定。
 今まで使っていたColorVisionの『ColorPlus』とは全く手順が異なります。まぁ、『ColorPlus』はビギナー向けの超簡易キャリブレーションキットなので比べること自体に無理がありますね・・・。
 普通の液晶モニタをキャリブレーションする場合の大まかな流れは、『モニタタイプ選択→キャリブレーション目標値設定(色温度/ガンマ/輝度)→測定器のキャリブレーション→測定器設置→コントラスト設定→色温度設定→輝度設定→測定→結果確認&ICCプロファイル保存』といった感じです。
 特徴的というか、安心感があるのが測定器のキャリブレーションですねぇ。測定器のキャリブレーション専用の台(フォルダ?)があって、そこに測定器を置くとセンサーの位置が白くなっていてその白が基準となるようです。この台には測定器と同じ番号がついていて、マニュアルによるとこの番号が一致しないと正しく測定できないとのことです。
 測定結果は画面キャプチャするのを忘れたので、また後日載せたいと思いますが、とりあえず私のモニタ(EIZO FlexScan L887)は色域がけっこう狭いことがよく分かりました。ちょっとショック・・・。ただガンマ曲線は、ほぼ直線でRGBの暴れも少なかったので、腐ってもEIZO
 輝度は適当に80cd/m2を目標に測定をしたら、いつもと同じ設定値でした(モニタの輝度設定30%)。グラフィック系の作業をするならば本当は140cd/m2くらいに設定するのが良いらしいけども、正直言って眩しいので、私は80cd/m2で良いです。
 ちなみに、繰り返し同じようにキャリブレーションを行うとどうか?なんぞ思ったので、3回ほど同じように測定したら結果は殆ど一緒でした。さすがに精度がよいですな。いやはや、良い買い物でした。