ケーブルを使い分ける

 私のオーディオ環境で活躍中のKENWOODのCDプレイヤー『DP-5090』には、珍しいことにRCA出力端子が2組もあるんすわ。で、せっかく2組あるんだから、それぞれ違うRCAケーブル(インターコネクトケーブル)を接続して聞き比べてみようってことで、先日、実際にやってみた。
 その他の環境はいつもと同じで、アンプは先日、導入されたばかりの『A-1E Ver2』、スピーカーはおなじみの『iQ3』、スピーカーケーブルも変わらず『SPK-3900Q Silver』(1.5m×2)。接続するRCAケーブルはortofonの『6.7N AC50/1.0』と『6.5N AC1000Q/1.0』。
 方法は至って簡単。アンプに両方のRCAケーブルを接続して、CDを再生しつつセレクタで切り替える。ソース(CD)は、『Art Pepper meets The Rhythm Section』(xrcd24版)。
 結果。
 低域が良く出て元気な『6.7N AC50/1.0』に対して、澄んでいて温和しめな『6.5N AC1000Q/1.0』って感じですかな。
 『6.7N AC50/1.0』は音がちょっと柔らかく聞こえるけど、低域がエネルギッシュなのでJazzやロックを聴くには良さそう。ピアノを聴くにも、このくらいの音の太さがあった方がよいと思う。
 対して『6.5N AC1000Q/1.0』は、S/N比が高いようで細かい音もしっかりって感じ。そのせいか、音の広がりが『6.7N AC50/1.0』よりも良いような感じ。性格的にはオールマイティだと思うんだけど、物足りないと思う人もいるかも。
 まぁ、AVアンプで2chを聴いていた頃の印象とあんまり変わらん。試聴の途中で嫁さんも評価に加わったんだけど、ほぼ同じ感想。ちなみに、音の違いが明確に分かったもんだからちと驚いてた。
 そんなわけで、どっちがよい悪いってものではないので、そのまま両方のRCAケーブルを繋げておくことにした。聴く音楽によってセレクタを切り替えようってことで。
 ただ、『6.5N AC1000Q/1.0』は元々MDデッキ(SONY MDS-JB920)とアンプとの接続に使っていたので、とりあえず、MDデッキとアンプの接続にはSynergistic Researchの『AV Decor』という謎のケーブルを代用。このケーブルはホント謎なんだよなぁ<情報が少ない。ハッキリとは分からないけど、ホット側(芯線)は銀(合金)っぽい。
 MDデッキでも何曲か聴いてみたけど、MDってやっぱり音質に限界があるね。やっぱCDにはかなわないな。ダイナミックレンジが狭いってのがわかる。まぁ、MDデッキ自体も古いし。MDデッキの場合、録音時の圧縮品質で音質がだいぶ左右されちゃうしねぇ。あ゛~、ケーブルも謎だし(苦笑)