ピュアオーディオは素晴らしいョ


 先日、2ch再生で使える(フルレンジで使い物になる)スピーカが導入されたことで、やっとこさAVアンプ(YAMAHA DSP-AX750)の実力が見えてきた感じがしてて、特に『ピュアオーディオモード』がかなり"使える"ってことが分かった。以下、素人なりに感じて思ったことを書いてみました。

 『ピュアオーディオモード』設定時、AVアンプとCDデッキ(KENWOOD DP-5090)を繋ぐ手段はデジタルとアナログが選べるのだけど、とりあえず両方接続してみて聞き比べてみました。ちなみに、デジタル接続ケーブルはaudio-technicaの『AT6D40』で、アナログ接続ケーブルはモンスターケーブルの『BIL100-1M』。

 まず、ピュアオーディオモード自体は他のDSPモード(ドルビープロロジックII等)とどう違うかと言うと、ピュアオーディオモードではサブウーファースピーカからの出力が無くなるので、低音はかなり控えめになるってのが単純な第一印象。もうそれだけで全く別物と言えます。
 DSPモードでは無理矢理広がり感を出そうとするので、定位が曖昧になりがちで音の歪みも目立ちますが、ピュアオーディオモードはストレートに表現するので定位がはっきりとし、音の歪みも全く感じません。適当に例えるなら、DSPモードでは"作った音"、ピュアオーディオモードは"生音"といった表現でよろしいかと・・・。
 あと、ピュアオーディオモードでは音が非常に澄んで聞こえます(スペック上もS/N比が高いし)。低域はサブウーファースピーカの様に盛大で出しゃばった派手さはなくとも、バランス良く出ていて出しゃばらないのが良い。中域も高域も伸びやかで、2chで有りながら音に包まれるような感覚になります。

 そんで、デジタル接続とアナログ接続の違い。
 これは単純に結論を言ってしまえば、ノイズの影響を受けにくいデジタル接続の方がS/N比が高く聞こえ、アナログ接続では高域が丸く聞こえ(少し曇った感じ)、低域がデジタル接続よりも出ている様に聞こえました。
 明らかに音が違うのは分かるけども、どちらが良いという評価はできませんネ。もう好みや聴く音楽によって意見が分かれると思いますョ。低域を少しふくよかに、そして優しい感じで聞きたいということであればアナログ接続が良いでしょうな。JAZZなんて合うと思います。澄んだすっきりとした感じで聴きたいと言うことであればデジタル接続といった感じで。
 あ、でも、アナログ接続はケーブルやCDデッキのD/Aコンバータの影響を受ける割合が大きいので、一概には言えませんね・・・。特に今回使用したモンスターケーブルの『BIL100-1M』はエントリークラスのケーブルだし・・・。また機会があったら他のケーブルで聞き比べてみたいと思います。