JAF Grand Prixレポ(2)

 ものすごく間が開いちゃいましたが、『JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010』のレポの続き。

 決勝2日目が行われた15日(日)です。

 2日目はメインスタンドへ行ってみました。立ち見での観戦はしたことがありますが、ちゃんと座っての観戦は初めてです。
 10時ちょい前くらいに到着しましたが、中央付近1階の中段くらいに座れました。既に紺ではいましたが、よく見ればちょこちょこ空席があります。

 まずは、F4決勝。
 F4を見たのはたぶん初めて。ちっちゃいフォーミュラカーで排気量も2リッターですが、軽いので速いです。音もなかなか。体感速度はものすごい速いんでしょうねぇ。
 1週目でいきなり赤旗中断で再スタートでした。そのせいで、周回数は減るし、F4の後のスケジュールにも影響が・・・。まぁ、レースにアクシデントはつきものです。

 ところでフォーミュラカーってセルモーターが無いんだと思い込んでましたが、セルモーターはあるみたいです。赤旗中断後にグリッドについたマシンがエンジンを一旦、止めたのですが、その後の再スタートで普通にエンジン再始動してました。全車がそうゆう仕様みたいですから、レギュレーションで決まってるんでしょうねぇ。ちなみに、F1にはセルモーターはありません<アンチストールシステムはあります。

 F4の皆さんには申し訳ないのですが、途中で席を立ちまして、イベント会場へ行ってきました。

 昼食の調達も目的でしたが、陸上自衛隊の展示も目的(^^ゞ

Canon EOS 5D MarkII & EF24-70mm F2.8L USM 陸上自衛隊展示車両(2010.11.14)

 ジープ1台に装甲車2台。装甲車は小松製作所製です。展示用じゃなくて、本物です。触れることもできますし、近くにいる自衛隊員に話を聞くこともできました。特にジープの実用性最優先な内装がイカス。

 食事を挟んで、レジェンド・カップの決勝②。

 レジェンドなドライバーのみなさんがグリッドに付くまでの雰囲気は、まさに同窓会。ドライバーだけじゃなくて、関係者もレジェンドな(?)人たちが集まります。元ホンダレーシングF1チームの和田康裕さんが中嶋悟さんと談笑してたり・・・。

 レース内容は前日と同様、かなり見応えがあって楽しいレースでした。

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 ゴール直前の高木虎之介さんの謎(爆)のスローダウンがおもしろかったです<それまでKYな走りでした。

 そして改めて、オープニングセレモニー。2日目だけど。

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 GTアソシエーションの板東さんが、スピーチでモータースポーツ界について「『昔は良かった』ではなくて、将来、『昔はひどかった』と言ってもらいたい」的なことを言っていたのですが、良いこと言うなぁってちょっと感心しました。

 その後、まずはフォーミュラ・ニッポンの決勝2日目。

 フォーメーションラップスタート前に航空自衛隊の戦闘機が来訪。航空の専門用語でローパスと呼ばれる飛行をしました。簡単に言うと、地上から目視で飛行機の状態(主に車輪)を確認するための超低空飛行だそうです。
 つまりですね、半端無い爆音!!地面が震動するほどの爆音でした。富士スピードウェイ周辺をぐるぐる回って何度か飛行機のお腹を見せてくれましたが、大迫力!!

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 で、フォーミュラ・ニッポンの決勝②がスタートしました。

 この日もフォーミュラ・ニッポンの速さを実感。特にストレートは流し撮りで追えないです・・・。場所的にほぼトップスピードで駆け抜けていく場所でしたし。

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 ↑何とか撮れましたが・・・。

 F1解説(CS)でおなじみの松田次生選手を応援していましたが、残念ながら低迷。今シーズン、途中から参加してますから、データ不足なんでしょうね。
 でも、レース自体はおもしろかったですよ。オーバーテイクが多かったですし。個人的には、音もスーパーGTより好きです。

 間髪入れずにスーパーGT300クラス決勝②

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 我らが『R&D SPORT SUBARU LEGACY B4』のグリッドがほぼ目の前だったので、期待していたのですが・・・、結果はスタート大失敗。エンジンストールしかけて最後尾から追いかける状態に(;´Д`)
 トップの2台は仲良くフライング。ガライヤは明らかにフライングしていて、ある意味、失笑です。まぁ、スタンディングスタートは超久しぶりなので仕方ないかも知れませんが・・・。

 そんな感じに始まってみると、レースは熱戦でした!!至る所でバトル。一時、B4はホームストレートに戻ってくるたびに順位が変わっていたりして、目まぐるしい展開!!楽しかったです!!

 そして最後は、スーパーGT500クラス決勝②です。

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 フォーミュラ・ニッポンを走り終えたばかりの松田選手がカルソニックGT-Rで登場しましたが、最初は速かったんですけどねぇ・・・(汗)。マシン的にも富士スピードウェイでは不利なんですかねぇ。残念。

 レース全体としては、SC430の速さが目立った感じでした。HSV-010も速いんですが、ストレートだとSC430が伸びますね。その中でも小暮卓史選手の走りがナカナカ印象的。まぁ、後半、タイヤがたれた感じですが。

 そんなこんなで全レース終了!!

 そのまま席を離れずに目の前で始まった表彰式と閉会セレモニーを見てました。
 通常、表彰式は常設の表彰台で行うのですが、今回は特別ってことでコース場に作られたでっかい表彰台で表彰式。ちょっとでかすぎで間が抜けた感じ(苦笑)

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 辺りはすっかり暗くなってまして、けっこう寒かったですが、雰囲気はとても良いものでした。レースが楽しかったですからねぇ。ちゃんとしたレースでもあり祭りでもあり。来て良かった~!!

 ところで、初めてのメインスタンド観戦でしたが、スタートは迫力満点ですし、目の前の大型スクリーンにレース中のリアルタイム映像が映し出されるので状況がとてもわかりやすいです。ただ、スタート後、目の前を駆け抜けていくマシンは、ほぼトップスピードなので短い時間しか見えませんけどね。
 ピットや表彰台など、メインの施設が目の前なので雰囲気を一番感じやすいってのもメリットかも知れません。

 残念なのが、各チーム応援団の大きな旗が正直に言って邪魔になるという点です。応援するのは良いことだと思うのですが、マシンが通り過ぎるたびに目の前で大きな旗を振られてしまうと、私のようにレースを見るのが好きでただ観戦しているだけの立場からだと、良い感じはしません。

Canon EOS 5D MarkII & EF200mm F2.8L II USM x1.4 富士スピードウェイ(2010.11.14)

 そもそも、大きい旗を振っている人って、マシンが見えないような・・・。ドライバーは旗よりもサインボード見てると思いますし・・・。
 なんかちょっと、私には理解が難しい空間でした。

 さて、こうして2日間をたっぷりと楽しんだわけですが、かなーり気に入りました<スプリントカップ。こんなにおもしろいなら、なにも年1回に限らないで何回かやればよいと思います。選手も関係者も大変でしょうけど、観てる方は楽しいです(笑)
 あと、レジェンド・カップもシリーズ化して欲しいですね。明確な年齢ハンディキャップ規定を作れば、もう少しガチな戦いになると思いますし。昔モータースポーツファンだった人も戻ってきてくれるかも!?