フィルタ方式とスペクトル方式

 先日のLCD2690WUXiの"ドット欠けではない何か"だけど、NECのサービスマンが実際に見に来ました。まだ結果は出ていないけど、基本的には交換する方向なニュアンス。吉報を待ちましょうかね。
 さて、先日、SpectraNaviでハードウェアキャリブレーションした結果を載せましたが、ネットで調べてみると『Eye-One Display 2』でハードウェアキャリブレーションした結果とは若干異なるようです。
 『Eye-One Display 2』で測定すると紫寄りの青の領域が狭く、緑の領域が広くなります。でも、メーカーの公表値と比較すると、私の環境、つまり『Eye-One Monitor』で測定した結果の方が公表値に近いことになりますね。
 おそらくですが、単純に測定器の種類(精度)の違いがそのまま反映されているんだと思います(『Eye-One Display 2』がフィルタ方式の測定器で、『Eye-One Monitor』がスペクトル方式の測定器)。EIZO(NANAO)も『ColorEdge CG220/221』のFAQでも、色域が広い場合はスペクトル(分光分析)方式の方が精度がよいと言ってますし。
 色域が広いことが関係しているのかどうかは分かりませんが、フィルタ方式とスペクトル方式の精度の違いの理由はここを参考にするとよく分かります。